性格タイプチェック

エニアグラム性格タイプは何で決まる?

例えば、あなたが何かをやる(またはしない)ことを決めたり、どれを選択するのか迷ったり、なぜいつも同じような態度や行動をしがちなのか。私たちは、普通に当たり前の感覚で似たような行動をしているように見えますが、実は、その決断・選択・行動の全ての源になっている無意識の部分にある心の仕組み(動機)に突き動かされています。

エニアグラムでは、この動機の違いによって、人間を9つの性格タイプに分けて1~9の数字で表します。タイプの数字は一生変わることはありません。

初めての簡易タイプチェックの結果が、本当にあなたのタイプである確率は70%程度です。これを仮のタイプとして、そこから自己探求がスタートします。本当の自分は何者なのか?を知るのに時間がかかる場合もあります。

9つのタイプの数字には、優劣や上下などは一切ありません。人間が生まれ持つエニアグラムの9つの性格タイプは、国や性別などの違いに関係なく、統計学的に約9等分に分かれると言われています。9つのタイプはどれも素晴らしいギフトとしての本質を持っています。ただし、人間は生まれた瞬間から、生き抜くために置かれた環境に適応しようと色々な特性を身に着けていきます。人の性格(個性)とは、遺伝的に生まれ持った気質に加えて、成長過程で身に着けてきた様々な行動や態度のパターンといった特性の集合体です。一人として同じ性格の人は存在しませんし、同じ数字のタイプの人でも状況によっては別人のように見えることもあるのです。

エニアグラムでは、自分のエニアグラムタイプは自分で納得して決めます
自分の内面に目を向けてよく観察しながら、自分のタイプを見つけ他者との違いを理解し受容するのが、プライマリーコースの目標です。

簡易タイプチェックをしてみましょう!

質問1 
あなたのこれまでの実際の態度や行動は、A・B・C の文章のどれに一番近いですか?

A:人が集まる場所で人と関わらなければならない時は、自分から相手に近づいていくよりも距離をとって静かに控えめでいる方が心地よい。おとなしいので真面目に見られる。何かを話し合うときは、周りの様子を伺い時折うなづきながら受け身でいることが多い。チームで何かをするときは、率先して目立つ役割を引き受けたくはなく、人に対して自分から積極的に自分の意見をアピールすることは避ける。

B:たいていのことに対して、堂々と自分を前に出しながら積極的に取り組むほうなので、勝手に目立っているかもしれない。話し合いでは、最初に口火を切ったり、手を上げて自分の意見をみんなに伝えることが多い。チームで何かをするときは、自ら仕切り役やまとめ役をかって出たり、リーダーになることがよくある。

C:責任感が強く真面目でいい子、友達や周りの人からの評価を気にしながら誠実によく働く。話し合いでは、他人の意見と違う意見を自分が持っていたとしても、周りが期待している正しいことや相手に認められて役に立てると思うことを優先して、自分はどうすべきなのかを考えて行動することが多い。リーダー的な役割も引き受けたら責任を持って果たす。

質問2 
あなたのこれまでの実際の態度や行動は、D・E・F の文章のどれに一番近いですか?

D:問題が起きたとしても、たいていのことは何とかなるだろうと思える。問題の種類にもよるが、自分ではできるだけ「大丈夫」と楽観的に良い方向のイメージを想像する。問題を大きくしたくなく先送りにして後で困ることがある。

E:問題を見つけると、小さなことでも気持が反応して心身に動揺が走る。「なんで…」「どうしよう…」と心がうろたえたり、一瞬にして身構えたりする。トラブルや人の思惑には敏感で、問題解決以前に自分の感情を整理する必要に迫られる。

F:問題が起こると即、問題解決のために動き出す。自分自身やその問題に巻き込まれている人の感情を切り離して、冷静で迅速な解決に集中する。感情よりもむしろ現実的な事実や原因を考えて行動をおこすことが最優先だ。

質問1質問2を組み合わせて、タイプの数字を確認します